みなさんこんにちは。
歯科衛生士の木村です。この度長崎にて行われた小児歯科学会大会に参加してきました。
新型コロナ5類移行に伴い、コロナ前とまではいきませんが会場にも活気が戻りつつ嬉しい反面、コロナ禍の行動制限などで、本来あるべき姿を奪われた子供達の心身の変化を知り胸が締め付けられたりと様々な思いが詰まった学会となりました。
意外かも知れませんが私達小児歯科に携わる者は、子供たちをう蝕（虫歯）や歯周病から守るだけではありません。
口腔内を通し、いかに彼らを健康な状態に導くかを常に考え実践しております。（ここで言う健康とは肉体的にも、精神的にも良好な状態を示します。）
そして今回の大会でも議題にあがりましたが、「マスクの弊害」
もちろん、マスクを外せと強要しているわけではありません。マスクをしていると従来の呼吸である鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸になります。口呼吸は、う蝕や歯周病、歯並びだけでなく全身にも大きな影響を与えます。（当院の掲示物にも資料を掲示しておりますので、ご興味を持たれた方はご覧ください。）
またコロナ禍で経験した行動制限により、体を動かす機会を奪われた子供達の口腔内や体は、お世辞にも健康的に成長出来ているとはいえない状況でした。
問題をあげるときりがありません。しかしその反面、当院では嬉しい事も、多くみられる様になってきました。
菰野の地に開業して、はや7年半。
本来、う蝕や歯周病は稀な疾患。しかしそれらは、ただ歯科医院にメインテナンスに通っているだけでは、防ぐことは出来ません。
また、口腔機能、矯正もしかり。
その意義をご理解を頂き、当院に継続的に通院し、開業当初にう蝕が多発していたお子さん達の口腔内は、どんどんキレイで健康的な状態に成長発育してきてくれました。
この嬉しい結果の積み重ねは、当院の事を信頼し、受け入れてくれて、真面目に実践してくださった皆様のおかげだと感謝しております。
多くの方の指示を得ることは出来ないかも知れませんが、私達を信頼し通っていただいている患者さん達に、この場を借りて感謝の意を述べたいと思います。
これからも一医療者として、そして一人の人間として誠心誠意努めてまいります。応援よろしくお願いいたします。
菰野きむら歯科 日本小児歯科学会認定歯科衛生士 木村恵美
